姫路文学館別館 「望景亭」
2009年 08月 06日
姫路文学館と同じ敷地の西南に
「望景亭」と言う、素敵な和風建物と、お庭があり、
無料で、見学する事ができます・・
「望景亭」は、市内の実業家濱本八治郎氏の
別邸として、明治末から大正頃まで、
12年余の歳月をかけてつくられたものの一部です。
建設された建物の主要部分です。
旧濱本邸は、昭和33 年から昭和59 年まで、
市営の厚生施設「男山市民寮」として
市民に開放され、会合などに利用されました。
特に、現在も残る奥の広間は、
昭和34 年から結婚式場「瑞泉閣」として
多くの人々の門出を見守りました。
この〈望景亭〉が、
このたび国の登録有形文化財建造物に
登録されるはこびとなりました。
棟門・・・・もとの建物を移築。
裏千家十五世千宗室氏の赤杉の扁額「望景亭」を
かかげています
修復時、瓦葺が銅板葺に変わりました。
唐破風の玄関・・・・屋根は柿葺でしたが、修復時に
銅板葺に変えられました。
天井は・・・・・格天井
板戸絵・・・・・望景亭には、計8面の板戸絵があるそうです・・・
これらは、幕末から明治のかけて活躍した
浮世絵師河鍋暁斎の子、
暁雲の作とみることも出来るでしょうが、
定かではありません・・・・
いずれにせよ、これだけの優れた板戸絵がまとまって、
しかも、良好に保存されているのは貴重です・・・
和室から、茶室(雄徳庵)を望む・・・・
茶室(雄徳庵)
茶室より、庭越しに、和室を望む・・・・
和室・・・・襖の引き手、欄間、床の間、棚、書院の障子など
細部に趣向が凝らされています・・・・
庭に、待合・・・・
入り口の、棟門近くに、
三笠宮崇仁親王殿下お手植え しだれ桜があります・・・・
平成3年10月29日ご来館の際、記念植樹されたそうです・・・・
特別展示室(北館2階)・講堂(北館3階)・和室・茶室(望景亭内)は
館の行事等による使用日以外は有料でお貸ししています。
文化的な催しにご利用下さい。・・・・ですよ・・・
by mini-mini32 | 2009-08-06 22:21 | 建築物