「宮澤章二」・・・青春前期のきみたちに
2011年 03月 31日
「心」は誰にも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」は誰にでも見える
震災直後から、
この詩がテレビに流れています・・・
なるほど、そうだな・・・・
と思いながら、聞いていました・・・
詩を書く人って、
素敵です・・・
文章で人の心をつかんでいる・・・・
本当の詩はこうらしい・・
詩集 「行為の意味」青春前期のきみたちに
宮澤章二
~あなたの(こころ)はどんな形ですか
と人に聞かれても答えようがない
自分にも他人にも(こころ)は見えない
けれど 本当に見えないのであろうか
確かに、(こころ)はだれにも見えない
けれど(こころづかい)はみえるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の(思い)は見えない
けれど(思いやり)はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
(心)も(思い)も初めて美しく生きる
ーそれは 人が人として生きることだ
宮澤章二(みやざわ しょうじ、1919年-2005年3月11日)
埼玉県羽生市出身の詩人・作詞家。
東京大学文学部美学科卒業。
高校教諭を経て詩人・作詞家となり、
校歌や合唱曲、童謡などの作詞を多数手がけた。
特に校歌は埼玉県内を中心に300校以上にのぼる。
『ジングルベル』の訳詞者としても知られる。
詩『行為の意味』の一節が、
ACジャパンの2010年度キャンペーンCMに使用された。
・・・・・らしい
by mini-mini32 | 2011-03-31 20:42 | 美術・芸術・音楽